アメリカン・モダン様式

 第2次世界大戦のアメリカでは、高度の技術力と資本力を背景に、機能主義モダンデザインが主流となりました。工業生産化の中で、合成樹脂(プラスチック)やアルミなどの新素材の利用は必然的に、シンプルな形態を追求する造形表現となり、〈シンプル イズ モダン〉が定着していきます。

 

 アメリカン・モダンを代表するデザイナーには、プライウッド・チェアやラウンジ・チェアで知られるチャールズ・イームズや、チューリップ・チェアをデザインしたエーロ・サーリネンらがいます。