デザインの早期教育

 第1次大戦直後の1919年、ドイツに創設された造形学校バウハウスの基礎造形教育を重視し、素材の性質を理解した上で、デザイナーの個性を生かした量産品の造形を行うなど、芸術と工学技術が融合した生活環境を提唱した。


 このバウハウスの教育理念を念頭におき、日進月歩の時代に生きるデザインの早期教育、を目指したのが本校である。


 

三つの教育目標

・視環境に存在するあらゆるものを、鉛筆でもいい、ペンや毛筆等の様々な道具、あるいは木材、金属、粘土などの材料を使い、正確に、あるいは自由に「目にモノ見せて」表現できる能力を養う。


・現在めざましい技術的発展と可能性を秘める情報機器を、安全を確かめながら道具として使いこなす。


・国際社会で活躍するために、コミュニケーションの手段として複数の外国語(当面 は英語)を身につける。


 

自由な校風

 学生たちにとって生きたデザインのテキストとなるように、学内のすべてがグッドデザインで構成されている。だから、本校には「~してはいけない」という禁止事項はない。創作活動はすべて自己表現であり、枠をはめないことにより自由な発想・独創的な創作が可能であると考えている。


 本校のモットーのひとつは "Be Beautiful"である。パーソナリティは自己主張の中で生まれてくるのであり、「躾」という日本製の漢字は美しくあれ!という意を込めて構成されている。このような自由な環境から、独創的な創作活動ができるデザイナーが生まれることを信じている。