イタリアン・モダン様式

 イタリアン・モダンデザインは、20世紀中より今日まで、ユニークな発想と新鮮なイメージで、世界のデザイン界をリードし、風靡しました。

 

 19世紀までを、権威や身分を象徴する様式のデザイン、20世紀中までを機能主義のデザインとするなら、それ以降を完成のデザインと言ってもよく、その中心となったイタリアン・モダンデザインは、以降のポスト・モダンからニューウェーブによるアドバンスデザインまで、そのリーダーとなりました。

 

 イタリアン・モダンを代表する建築家、デザイナーには、イタリア近代券t区の父とされるジオ・ポンティ、カッシーナ社で数多くの家具デザインを発表しているヴィコ・マジストレッティやトビア・スカルパ、オリベッティ社やルノー社のデザインも手がけたマリオ・ベリーニなどがいます。